
仕事が決まったら、ハローワークへ連絡しないといけない?

仕事が決まったあとに、ハローワークへ提出する書類はある?
再就職先を決めると、どのようなお金をもらえるのか知りたい!
本記事では上記の疑問や要望などにお応えします。
ハローワークで求職活動をしている方の中には、仕事が決まったあとの流れがわからず困っている方もいるでしょう。
結論、仕事が決まったあとは失業保険の受給がストップすることから、ハローワークへなるべく早く連絡することが望ましいです。
今回は、ハローワークで失業保険をもらいながら求職活動をしている方が仕事を決めた場合のポイントや、提出書類などを解説します。
最後まで読めば、ハローワークで仕事が決まったあとの疑問点や不安などを解消できるでしょう。

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仕事が決まったらハローワークへ連絡が必要

失業保険をもらいながら求職活動をしている方の再就職先が決まった場合、以下のとおりハローワークへ連絡する必要があります。
- なるべく早く連絡するのが望ましい
- 早く連絡することにデメリットはない
- 就職日の前日に失業認定を受けること
ここから具体的に解説します。
なるべく早く連絡するのが望ましい
失業保険をもらっている方の場合、仕事が決まったらなるべく早くハローワークへ連絡しましょう。
仕事が決まったあとは、失業保険をもらい続けられなくなるためです。
失業保険とは、求職活動中の方が生活費の心配をすることなく、一日でも早く仕事を決められるようにサポートすることを目的とします。
仕事が決まったにもかかわらず、失業保険をもらい続けると不正受給となり、ペナルティを課される点は注意が必要です。
直接ハローワークへ来庁する必要はなく、電話で連絡するのが一般的だとされています。
求職活動中にお世話になった方がいる場合、お礼も兼ねて連絡すると喜んでもらえるでしょう。
早く連絡することにデメリットはない
失業保険をもらいながら求職活動をしている方が、仕事を決めたあとに早めにハローワークへ連絡することは、デメリットがありません。
失業保険の受給期間は再就職日の前日までと決まっており、連絡の早さによる影響を受けないためです。
失業保険をもらっている方の中には、「早く連絡すると、連絡した時点で失業保険をもらえなくなるのでは」と考えている方もいるかも知れません。
早く連絡することで、「ハローワークへ連絡しなくてはいけない」という気持ちがなくなり、楽になるでしょう。
後述する通り、失業保険をもらっている方が仕事を決めると、さまざまな手当をもらえる可能性もあります。
就職日の前日に失業認定を受けること
失業保険をもらっている方が仕事を決めた場合、再就職日の前日にハローワークで失業認定を受けましょう。
失業保険をもらえる期間は、再就職日の前日までとなっているためです。
失業認定では失業認定申告書などとともに、採用証明書の提出が必要となります。
書類を忘れたり不備があったりすると、新たな手間や時間が発生することから、よくチェックしておくとよいでしょう。
仕事が決まったらハローワークへ提出する書類

失業保険をもらっている方が仕事を決めたあとは、ハローワークへ以下の書類を提出する必要があります。
- 採用証明書
- 採用証明書を提出する流れ
ここから具体的に解説します。
採用証明書
失業保険をもらっている方が仕事を決めたあとは、採用証明書を用意する必要があります。
採用証明書とは、再就職先にも記入してもらう書類で、仕事を決めたことを証明するうえで必要になるためです。
再就職先にも記入してもらう必要があることから、なるべく早く記入を依頼しておくとスムーズです。
原則として、再就職する日の前日までが提出期限となっています。
再就職先に記入を依頼するときは、いつまでに必要なのかを伝えておくのが無難です。
採用証明書は受給資格者のしおりの中に入っており、持っているか確認するとよいでしょう。
もし紛失した場合、住所を管轄するハローワークのホームページからダウンロードすることが可能です。
自治体によってフォーマットが異なる点は注意が必要です。
採用証明書を提出する流れ
採用証明書をハローワークに記入するまでの流れは、具体的に以下のとおりです。
採用証明書の「本人記入欄」に氏名・住所・などを記入しましょう。
自治体によってフォーマットが異なることから「本人記入欄」と記載がない場合、支給番号を記載するのがポイントです。
支給番号は「雇用保険受給資格者証」に記載されており、再就職先は支給番号について知らないためです。
本人記入欄を記入したあとは再就職先に採用証明書を郵送し、事業主記入欄を記入してもらいましょう。
採用証明書に注意書きされている通り、事業主記入欄で間違いやすい点は雇用年月日です。
出勤日と雇用年月日が異なるケースもあることから、念のため会社から送られてきたあとにチェックしておくのが望ましいです。
例えば、1月20日から出勤予定の方がケガなどで欠勤となり21日から出勤した場合、雇用年月日は1月20日となります。
事業主記入欄を書いてもらったら、ハローワークへ採用証明書を提出しましょう。
直接提出する方法の他にも郵送や、会社によってはデータで送信できるケースもあります。
直接ハローワークへ提出する場合、万が一書類に不備があった場合にその場での対応が可能です。
郵送する場合、失業認定申告書と雇用保険受給資格者証を同封するのがポイントです。
仕事が決まったらハローワークでもらえる手当

失業保険をもらっている方が仕事を決めたあと、条件を満たせばハローワークから以下の手当をもらえるケースもあります。
- 再就職手当
- 就業手当
- 就業促進定着手当
ここから具体的に解説します。
再就職手当
失業保険をもらっている方が仕事を決めたときに、もらえる可能性があるのは再就職手当です。
再就職手当とは、失業保険をもらい始めてから、早いタイミングで仕事を決めた方がもらえる手当です。
再就職手当をもらうには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
- 失業保険の手続きを終えてから、7日間の待機期間のあとに仕事を決めていること
- 自己都合退職した方の場合、7日間の待機期間後の1ヶ月は、ハローワークや認可を受けている職業紹介会社からの紹介で仕事を決めていること
- 退職前の会社への再就職ではないこと
- 1年以上雇われることが確定していること
- 雇用保険の被保険者であること
- 過去3年以内に再就職手当や常用就職支度手当をもらっていないこと
- 失業保険をもらう前から仕事を決めていないこと
- 失業保険の残り期間が3分の1以上あるタイミングで仕事を決めていること
条件を満たす方は再就職手当を申請するとよいでしょう。
就業手当
失業保険をもらっている方が仕事を決めたときにもらえる可能性があるのは、就業手当です。
就業手当とは再就職手当の条件を満たせない方を対象としており、アルバイトやパートなど非正規社員の方がお金をもらえます。
就業手当をもらうには、失業保険の残日数が3分の1以上かつ、45日以上ある状態で再就職する必要があります。
就業手当としてもらえるのは、失業保険の30%の金額です。
就業促進定着手当
失業保険をもらっている方が仕事を決めたあとにもらえる可能性があるのは、就業促進定着手当です。
就業促進定着手当とは、再就職先で6ヶ月もらった給料よりも、以前勤めていた会社の給料の方が高い場合にもらえます。
再就職先によって低くなった差額の分に関して、6ヶ月間に限りハローワークから手当をもらえます。
再就職先で継続して働くことを目的とする手当であることから、継続して6ヶ月以上勤務している方が対象です。
仕事が決まったらハローワークですることに関するよくある質問

失業保険をもらっている方が仕事を決めたあとで、よくある質問をまとめました。
ここから具体的に解説します。
就職日の前日にハローワークへ行けないときはどうすればいい?
ハローワークへ連絡し、指示を仰ぐとよいでしょう。
もし就職日の前日が土日や年末年始などの休日に重なる場合、休日の前日にハローワークで失業の認定を受けるのがポイントです。
ハローワークの休日と重なった日に関しては、後日来庁して改めて失業認定を受ける必要があります。
条件を満たす方の場合、失業認定申告書と受給資格者証をハローワークへ郵送することで、対応できるケースもあります。
採用証明書を紛失したときはどうすればいい?
ハローワークで再発行してもらうか、ハローワークの公式サイトでダウンロードしましょう。
採用証明書をダウンロードする場合、住所を管轄するハローワークのサイトへアクセスするのがポイントです。
まとめ
失業保険をもらっている方が仕事を決めたあとには、ハローワークへの連絡が必要なことや、提出する必要がある書類などを解説してきました。
本記事のまとめは以下のとおりです。
- 失業保険をもらっている方が仕事を決めたあとは、ハローワークへなるべく早く電話などで連絡する必要がある
- 失業保険をもらっている方が仕事を決めた場合、採用証明書をハローワークへ提出する必要がある
- 失業保険をもらっている方が仕事を決めた場合、条件を満たせば各種手当てをもらえる可能性がある
失業保険をもらっている方が仕事を決めた場合、なるべく早くハローワークへ連絡し、失業保険の受給を止めてもらうのがポイントです。
採用証明書の提出など、やるべきことを押さえたうえで早めに行動すると、焦らずに済むでしょう。
本記事を参考に、失業保険をもらっている方が仕事を決めたあとの流れについて、理解していただければ幸いです。