ハローワークで相談できることとは?内容や流れ・ポイントを解説!

笑顔のビジネスウーマン

ハローワークで相談できることって何?

ハローワークで相談するときの流れを知りたい!

電話でも相談できるの?

本記事では上記の疑問や要望などにお応えします。

ハローワークの利用を予定している方の中には、相談できる内容がわからないと困っている方もいるでしょう。

結論、ハローワークでは求職活動や失業保険の受給などに関する相談が可能です。

今回はハローワークで相談できることの具体的な内容や、ポイント、流れなどを解説します。

最後まで読めば、ハローワークを利用するときの参考にできます。

ハローワークで相談できることとは

ハローワークの建物

ハローワークで相談できることは、具体的に以下の4つです。

  • 職業相談
  • 応募書類添削・面接対策
  • 職業訓練の相談・応募
  • 失業保険の相談・手続き

ここから詳しく見ていきましょう。

職業相談

ハローワークで相談できることの一つは、職業相談です。

職業相談とは、求職活動の疑問や悩みに関する相談のことで、具体的には以下のとおりです。

  • 求人票の情報提供
  • 求職活動全般のアドバイス
  • 適職診断など

基本的に担当の方には親身に寄り添ってもらえることから、求職活動中に感じる悩みや不安など、些細な内容でも相談が可能です。

応募書類添削・面接対策

ハローワークで相談できることの一つとして、応募書類作成添削と面接対策があげられます。

会社に採用してもらううえで、重要なのが応募書類と面接です。

書き方や話し方、切り口などを変えることで、面接官に与える印象は大きく変わります。

プロの目線からアドバイスをもらうと、新しい気づきを得られる可能性は高いです。

採用の可能性を最大限まで高めるうえで、応募書類や面接の対策を受けることは効果的です。

職業訓練の相談・応募

ハローワークで相談できるのは、職業訓練に関することです。

職業訓練とは、就職に役立つ知識やスキルの習得を、原則無料でサポートしてもらえることです。

以下の通り、さまざまなコースが用意されており、ハローワークによって異なります。

職業訓練コースの一例
  • プログラミング
  • CAD
  • 簿記
  • Webデザインなど

職業訓練を受けるには試験に合格する必要があるものの、一生役に立つスキルや知識を身につけられるのが特徴です。

失業保険の相談・手続き

ハローワークでは、失業保険の受給に関する相談ができます。

失業保険とは、条件を満たす方が失業したときに国からお金をもらえる制度のことです。

生活費を心配せずに、求職者が求職活動に専念できるように設けられています。

失業保険の手続きに関しては、住所を管轄するハローワークを利用するのがポイントです。

初めてハローワークで相談するときの流れ

握手する人

初めてハローワークを利用する場合、相談までの流れは以下のとおりです。

  1. 開庁日に訪問する
  2. 求職登録する
  3. 受付票をもらう
  4. 担当者に相談する

ここから具体的に見ていきましょう。

1:開庁日に訪問する

初めて利用する場合、住所を管轄するハローワークの開庁日に訪問しましょう。

求職登録できるのは、住所を管轄するハローワークに限定されているためです。

ハローワークによって開庁時間は異なるものの、一般的には平日の8時30分から17時15分です。

比較的人口の多い地域にあるハローワークの場合、平日夜間や土曜に利用できるケースもあります。

あらかじめ開庁日や時間について、公式サイトで調べておくのが望ましいです。

2:求職登録する

ハローワークを利用するためには、求職登録をする必要があります。

求職登録をすることで、具体的に以下のメリットがあります。

  • 職業訓練を受けられる
  • 求人情報の内容を詳しく閲覧できる
  • 失業保険の手続きができる
  • 求人に応募できる

ハローワークで用紙に記入するほか、インターネットからの登録も可能です。

3:受付票をもらう

求職登録を済ませたあとは、受付票を発行してもらいましょう。

相談の順番に関してはコンピュータ上で管理されており、自分の順番が来るまで待機します。

ハローワークを利用するタイミングによって、待ち時間は変動します。

担当の方が休憩に入るお昼頃や、利用者が増加する夕方の時間帯を避けると、比較的スムーズです。

4:担当者に相談する

受付票の発行後、自分の順番になると担当の方に相談できます。

聞きたい質問や不明な点などを整理しておくと、効率的に解決できるでしょう。

相談する部署がわからない場合、総合窓口で聞くのも一つの方法です。

ニートや無職の方もハローワークで相談可能?怒られる?

浮かない表情をする女性

ニートや無職の方もハローワークで相談できます。

ハローワークにはさまざまな仕事があり、未経験の方が応募できるものもあるためです。

利用者に応じた支援コーナーも複数用意されており、以下のとおり自分に合うものを選べます。

  • わかもの支援コーナー:35歳未満の方を対象に、職業支援を受けられる
  • 生涯現役窓口:55歳以上の方を対象に、求人情報や講習などの情報を得られる
  • マザーズコーナー:子育てしながら求職活動する場合、サポートしてもらえる

厚生労働省が運営するお堅い機関であることから、ハローワークで怒られるのではないかと心配する方もいるかもしれません。

インターネット上には悪い口コミも一部あるものの、基本的には親切で丁寧に対応してもらえます。

担当の方との相性もあることから、自分と合わない場合は担当者の変更を依頼するとよいでしょう。

ハローワークで相談するときのポイント

笑顔で話し合う2人のビジネスパーソン

ハローワークで相談するとき、以下の点が気になる方もいるでしょう。

  • 必要な持ち物
  • 服装のポイント

ここから詳細に解説します。

必要な持ち物

ハローワークで相談する場合、以下の通り必要な持ち物は状況によって異なります

必要な持ち物
  • ハローワークカード:受付で提示する(2回目以降)
  • 筆記用具、メモ帳:アドバイスを記録しておく
  • 雇用保険被保険者証:求職活動実績のハンコを押印してもらえる(失業保険を受ける方)
  • 履歴書・職務経歴書(添削希望者のみ)
  • 失業保険の手続きに必要な書類:離職票や身元証明書など(該当者のみ)

自分の状況に応じて、必要な持ち物を用意しておくのがポイントです。

服装のポイント

ハローワークを利用するに当たり、原則としてどのような服装でも問題ありません

私服や作業着など、服装は人によって異なります。

ハローワークに相談するタイミングで、履歴書の撮影や起業説明会の参加を希望する方は、スーツを着用するとよいでしょう。

ハローワークの電話相談とは

OKサインを作りながら、笑顔で電話する女性

ハローワークでは電話相談をすることが可能で、以下のとおり特徴を知っておくとよいでしょう。

  • 相談できること
  • 電話相談する方法

ここから詳しく解説します。

相談できること

求職活動や失業保険の受給などに関して、ハローワークに電話相談も可能で、具体的な内容は以下のとおりです。

電話相談できる内容
  • ハローワークの開庁時間や利用方法
  • 求職登録の方法
  • 失業保険の受給に必要な書類や流れなど

相談できる内容は限られるものの、ハローワークへ来庁できない場合は、電話で問い合わせるのが効果的です。

電話相談する方法

ハローワークに電話相談するには、ハローワークコールセンターに問い合わせるのがポイントです。

全国200か所以上のハローワークでは、ハローワークコールセンターを設けています。

音声案内やオペレーターの方によって、個別に対応してもらえるのが特徴です。

専門的な内容に関しては、担当の窓口の方に対応してもらえます。

ハローワークではチャットボットが導入されており、内容によっては24時間返答をもらうことが可能です。

ハローワークで職業相談するときに知っておきたいこと

人差し指を立てるビジネスウーマン

ハローワークで職業相談する前に、以下の点を知っておくとより効果的です。

  • 失業保険をもらうための実績になる
  • 失業認定日にも職業相談できる
  • 紹介された求人に応募する必要はない
  • 相談内容を考えておく

ここから具体的に解説します。

失業保険をもらうための実績になる

ハローワークで職業相談すると、失業保険をもらうために必要な求職活動の実績になります。

失業保険をもらうには、条件を満たしたうえで、失業認定日までに2回以上の求職活動実績を作ることがポイントです。

ハローワークに求職活動として認められるのは、具体的に以下のとおりです。

  • 求人に応募する
  • オンラインセミナーに参加する

求職活動実績として認めてもらううえで、職業相談の内容に関しては決まりがありません。

過去の採用状況や応募の可否などを質問するのみでも、実績として認めてもらえます。

失業認定日にも職業相談できる

失業認定日にも職業相談は可能で、求職活動の実績1回分としてカウントしてもらえます。

失業認定を受けたあとで、職業相談をすると効率的に求償活動実績を作れるでしょう。

認定日当日に職業相談する場合、実績として適用されるのは次回の認定日となります。

余裕を持って求職活動実績を作っておくと、安心して認定日を迎えられます。

紹介された求人に応募する必要はない

職業相談を通して紹介してもらった求人に関して、応募するのかどうかは自分で決められます

応募しない場合、担当の方に申し訳ないと感じるかもしれませんが、心配は無用です。

希望しない求人に応募・採用となった場合、早期離職につながる可能性が高く、求職活動を再開する必要があるためです。

職種や待遇などが希望と合致し、採用試験を受けたいと思った場合に応募するとよいでしょう。

相談内容を考えておく

職業相談を受ける前には、具体的な相談内容を考えておくのがポイントとなります。

知りたい内容や悩みなどに関して、プロの方から適切なアドバイスをもらいやすくなるためです。

相談内容としてあげられるのは、具体的に以下のとおりです。

具体的な相談内容
  • 希望する業界へ転職するための方法
  • 自分の適性に合う職種や業種について
  • 履歴書や職務経歴書の書き方

わからない点や不安な点がある場合、相談したうえで一つひとつ解決していくとよいでしょう。

まとめ

ここまで、ハローワークで相談できることの具体的な内容や、流れ、ポイントなどを解説してきました。

本記事のまとめは以下のとおりです。

今回のまとめ
  • ハローワークで相談できることとは、職業訓練や失業保険、求職活動全般に関することである
  • 初めてハローワークで相談する前には、住所を管轄するハローワークで求職登録する必要がある
  • ニートや無職の方もハローワークで相談できる
  • ハローワークで相談するときは、持ち物や服装のポイントを知っておくのが望ましい
  • ハローワークでは電話相談も実施しており、相談の内容によっては対応してもらえる
  • ハローワークで職業相談するときは、相談内容を考えておいたり、認定日にも相談

できることを知っておいたりするのがポイントである

ハローワークでの相談は無料で、担当の方からさまざまなアドバイスをもらえるのが特徴です。

求職活動、失業保険の受給、職業訓練などに関する不明点は、ハローワークで相談すると適切に対応してもらえます。

相談の流れや必要な持ち物、ポイントなどを押さえておくと、効率的に利用できるでしょう。

電話相談もできることから、積極的に活用することも有効です。

本記事を参考に、ハローワークで相談できることを理解してもらえれば幸いです。