ハローワークの認定日の時間はどこでわかる?
遅刻したらどうなる?失業保険はもらえない?
行くのを忘れていた場合は?
失業保険をもらうためには、失業認定日にハローワークへ行く必要があります。
日付と時間が指定されているため、時間通り行けない場合どうなるか気になる方も多いでしょう。
この記事では、ハローワークの認定日に時間通り行けない場合の対処法や注意点を解説します。
結論を先に言ってしまうと、認定日に遅刻しても問題ありません。
また、指定の時間より早めに行っても大丈夫です。
他にも認定日の時間についてよくある質問に回答しています。
この記事を読めば、ハローワークの認定日の時間について理解することができるので、ぜひ参考にしてください。
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ハローワークの認定日に行けないとヤバい?
ハローワークの失業認定日にハローワークへ行かないと、前回認定日から今回認定日までの期間の失業認定を受けられません。
失業認定を受けられなくても失業保険をもらうことはできるものの、振込まれるタイミングが先送りとなります。
失業保険1回分の支給が先送りとなることで、生活面に影響がでる方もいるでしょう。
原則として、退職した翌日から1年以内が失業保険の受給期間となっている点は、理解しておくのが望ましいです。
失業認定を受けなかったことが原因で、失業保険を満額もらえなくなるケースも考えられます。
休職期間中の生活に困っていない方や、失業保険の受給期間に余裕がある方の場合、失業認定日に行けない場合のリスクは小さいといえます。
もし認定日に行けない場合、前回の認定日から今回の認定日までにした求職活動が無効になる点は注意が必要です。
ハローワークの認定日の時間について
ハローワークの失業認定日には時間指定があります。
ここでは指定される時間について確認していきましょう。
30分単位でハローワークへ訪問する時間を指定される
ハローワークの失業認定日は30分単位で時間指定があります。
理由の公表はされていませんが、認定日はハローワークへ訪れる人が非常に多くなるため、混雑緩和を目的として時間を指定されるとの推測です。
指定される時間は人によって異なり、原則その指定された時間にハローワークへ行くべきとなっています。
指定された時間は失業認定申告書に記載されている
失業認定日の指定された時間は「失業認定申告書」という書類に記載されているので確認してみましょう。
失業認定申告書は雇用保険受給者説明会で配布される書類です。
基本的に毎回その時間帯が指定されます。
場合によってはいつもの時間から変更されている可能性もあるので、毎回確認してください。
初回の認定日は、初めてハローワークへ訪れて失業の手続きをした日から約4週間後です。
誤って失業認定申告書を紛失してしまった場合は、速やかにハローワークへ連絡しましょう。
ハローワークの認定日の時間に遅れた場合ペナルティは?
失業認定日をうっかり忘れていたり、トラブルで遅刻してしまったりすることもあるでしょう。
また、予定が入ってしまい、早めに訪問しないといけない場合もあると思います。
遅刻や早めにハローワークを訪問したらどうなるのかを解説します。
遅刻しても早めに行ってもOK!ペナルティなし
ハローワークの失業認定日は指定された時間に遅刻してもペナルティはありません。
また、早めに行っても問題なく失業認定を受けられるので安心してください。
ハローワークや職員よって対応は異なりますが、遅刻した理由を聞かれることもほとんどありません。
担当の職員によっては理由を聞かれる可能性もあることを覚えておきましょう。
遅刻しそうでも事前連絡はしなくてOK
失業認定日の指定された時間に遅刻しそうな場合でも、電話連絡などは不要です。
先述した通り、遅刻しても失業認定してもらえます。
もちろん、遅刻しそうなことを事前に電話で連絡しても問題ありません。
遅れて訪問した場合は、マナーとして遅れて申し訳ないという気持ちで失業認定を受けることが望ましいでしょう。
遅くても16時までに行かないと認定されない可能性がある
遅刻しても問題なく失業認定は受けられますが、遅くても16時までにハローワークに到着しておくことを忘れないようにしましょう。
なぜならば、ハローワークの営業時間が基本的に17時15分までだからです。
16時以降や営業終了間際に訪問しても失業認定を受けられない可能性があります。
特にハローワークへの来庁者が多い場合は注意が必要です。
失業認定を受けられないと、失業保険の振り込みが遅れてしまいます。
このような理由から、遅刻しても問題ありませんが、遅くても16時までにハローワークへ行くようにしましょう。
ハローワークへ認定日の時間外に行くときの注意するべきこと
認定日の指定された時間以外にハローワークへ行く際は、以下の2点に注意してください。
- 指定時間以外だと待ち時間が長くなる場合がある
- 当日中に行かないと失業認定されない可能性がある
それぞれの注意点を解説していきます。
指定時間以外だと待ち時間が長くなる場合がある
指定時間に訪問しないと、待ち時間が長くなる可能性があります。
公表はされていませんが、そもそも混雑緩和のために時間を指定されていると予想されているので、指定された時間以外に行く人が増えると窓口が混み合うことは間違いありません。
自分の待ち時間が長くなってしまうだけではなく、他のハローワークを訪れている人の待ち時間も長くなってしまいます。
特別な理由がない限り、指定された時間にハローワークへ行くことを心がけましょう。
当日中に行かないと失業認定されない可能性がある
失業保険をもらうためには、認定日にハローワークへ行き、失業認定してもらうことが必須条件です。
そのため、ハローワークの認定日の指定時間へ遅れて行って、失業認定を受けられなければ、失業保険の振込みが遅れます。
指定された認定日に行けないことを認められる理由は限られており、求職活動の面接・資格試験や事故、身内の不幸などです。
プライベートな理由や忘れていたという理由では、認定日の変更はできません。
このことから、ハローワークの認定日は予定を入れないようにしておくことが得策と言えるでしょう。
ハローワークの認定日に行けないときのポイント
失業認定日にハローワークへ行けない場合、まずはハローワークへ連絡したうえで、指示に従うのがポイントです。
以下のとおり、理由によっては失業認定日を変更してもらうことが可能です。
- やむを得ない事情の場合は認定日を変更してもらおう
- プライベートな用事では認定日を変更してもらえない
ここから具体的に解説します。
やむを得ない事情の場合は認定日を変更してもらおう
やむを得ない事情があり、失業認定日にハローワークへ行けない方の場合、認定日を変更してもらえます。
やむをえない事情として認めてもらえる理由とは、具体的に以下のとおりです。
やむを得ない事情 | ハローワークに提出する書類 |
---|---|
病気やケガ | ・診断書・領収書 |
面接を受ける | ・面接証明書 |
・結婚式への出席(本人・親族) ・新婚旅行(場合によっては) | ・(招待状など)式への出席がわかるもの ・親族関係を証明する書類 |
親族の看護 | ・医師の証明書or領収書 ・親族関係を証明する書類 |
入園式や卒園式など | ・案内通知 ・卒業証明書 ・親族関係を証明する書類 |
親族の葬儀 | ・会葬礼状or寺院の証明書など ・故人との親族関係を証明する書類 |
親族の命日の法事 | ・お寺の証明書など ・親族関係を証明する書類 |
・国家試験 ・検定試験 | 受験票など |
上記の表に該当しない天災や事故などにあった場合も、ハローワークへ連絡すれば失業認定日を変更してもらえる可能性があります。
失業認定日の変更は事前にするのが原則となっているものの、やむを得ない事情がある場合は次回認定日の前日まで可能です。
プライベートな用事では認定日を変更してもらえない
プライベートな用事で、やむを得ない事情と認められないものに関しては、失業認定日を変更してもらえないのが特徴です。
失業認定日とは、失業保険をもらう条件を満たしているのかをチェックするために、4週に1度設けられている日で、安易に変更できないためです。
例えば、旅行の日程と失業認定日が重なった場合、旅行を理由に認定日を変更することは原則として不可能です。
前述の通り、新婚旅行などの「やむを得ない事情」と認められるものである必要があります。
ハローワークの認定日に求職活動の実績がないときの対処法
失業認定日に求職活動の実績がない場合でも、ハローワークへ行きましょう。
次回分の失業認定申告書を受け取ったり、次回認定日を教えてもらったりする必要があるためです。
認定日当日に求職活動の実績がない場合は、期限切れとなることから不認定を受けざるを得ません。
認定日前日であれば、以下のとおり求職活動の実績を作る方法はあります。
- 求人に応募する
- ハローワークや民間の職業紹介事業所で、職業相談やオンラインセミナーを受ける
- 就職に関連する国家試験や検定を受ける
求職活動実績を効率的につくるには、職業相談を受けたり求人へ応募したりするのがポイントです。
職業相談で相談できる内容は決まっておらず、どのような悩みや不安などでもよいためです。
数分から数十分程度で、1回分の求職活動実績をつくれるでしょう。
気になる求人がある場合、応募するのみで求職活動となり、2社応募すれば2回分の求職活動と認められます。
求職活動に対して慎重になっている方もいるかもしれませんが、面接を受けて初めて採用される可能性が生まれる点は、押さえておきたいポイントです。
ハローワークの認定日に遅刻する場合の対処法
失業認定日の指定された時間に遅れる場合、ハローワークへの連絡は原則として不要です。
来庁したときに一言お詫びするのが望ましいものの、遅刻することに関してペナルティが課されることはありません。
失業認定日の来庁時間が指定されている理由として、なるべくスムーズに手続きを終えることがあげられます。
失業認定を受ける方を時間帯ごとに振り分けることで、ハローワークは効率よく作業を進めやすくなるといえます。
もし遅刻すると、時間帯によっては待ち時間が発生しやすくなるでしょう。
ハローワークの開庁時間は原則として17時15分までで、閉庁時間間近など、時間帯によっては失業認定を受けられない点は注意が必要です。
失業認定日にはなるべく時間通りにハローワークへ行けるように、スケジュール調整するとよいでしょう。
ハローワークの認定日の時間に関するQ&A
ここからはハローワークの認定日や時間指定についてよくある質問に回答していきます。
認定日にかかる時間はどれくらい?
ハローワークの失業認定にかかる時間は通常30分〜1時間程度です。
職員との面談内容は求職活動の状況など失業認定に関わることと、就職に関する相談などとなっています。
就職に関する悩みや相談があるとその分かかる時間は長くなるでしょう。
特に相談などがなくスムーズに認定を受けられると30分以内に終わることもあります。
来庁者が多く、待ち時間がかかる場合もあるので、認定日の時間や予定には余裕を持っておきましょう。
認定日に遅刻した場合言い訳は必要?理由を聞かれる?
遅刻した理由を聞かれるかどうかは担当する職員によって変わります。
特に何も聞かず、失業認定を終えられたという方も多い反面、遅刻した理由を聞かれる可能性も。
言い訳は必要ありませんが、理由を聞かれたら、素直にお詫びをした上で、私用で遅れたことを伝えましょう。
認定日の営業時間に間に合わない場合の対処法は?
認定日の営業時間内に間に合わない場合は、早めにハローワークへ連絡してください。
求職活動の面接や資格試験の他に、事故や電車遅延、病気やケガなど特別な理由がある場合は認定日の変更を申請できます。
認定日の変更には認められる理由の他に、それを証明できる書類が必要です。
やむを得ない理由があって認定日に訪問できそうになければ、ハローワークへ連絡してみましょう。
認定日を変更する方法はある?
先述した通り、求職活動や病気やケガなど、やむを得ない理由があれば認定日の変更が可能です。
認定日に行けないことがわかったら、速やかにハローワークへ連絡しましょう。
ただし、プライベートな理由の場合は認められません。
また、病気やケガでハローワークへ行けない場合は14日以内なら認められます。
15日以上働けない状態になってしまうと、失業保険から傷病手当に切り替えとなるので注意しましょう。
認定日を変更するには書類が必要ですか?
必要です。
前述の通り、認定日を変更したい理由によって必要な書類は異なります。
あらかじめ、必要な書類をハローワークへ確認しておくとよいでしょう。
認定日を忘れてた!どうしたらいい?
認定日にハローワークへ行くのを忘れていた場合、気づいた時点で手続きを行なってください。
ハローワークへ行けば、次の認定日を設定してもらえます。
認定日にハローワークへ行くのを忘れていたからといって、失業保険をもらえない訳ではありません。
ただし、失業保険の振り込みスケジュールが先延ばしになることを覚えておきましょう。
認定日の指定日時はいつどこでわかる?
失業認定日の指定日時は初回の雇用保険受給説明会で通知されます。
雇用保険受給説明会でもらえる「失業認定申告書」に記載されているので確認してみましょう。
また、2回目以降の指定日時は、失業認定日に通知されます。
どうしてもわからない場合は、管轄のハローワークへ問い合わせてみましょう。
まとめ
この記事では失業保険の認定日の時間について解説してきました。
ポイントをまとめたので振り返ってみましょう。
- 認定日は時間を30分単位で指定される
- 指定日時は失業認定申告書に記載されている
- 遅刻しても早めに行ってもペナルティはない
- 遅刻する場合、事前連絡は不要
- ただし、16時までには訪問しておくべき
- 指定時間以外に訪問すると、待ち時間が長くなるかもしれない
- 認定日にハローワークへ行かないと、失業保険の振込みが先送りになる
失業認定日の時間指定は、基本的に守って訪問することをおすすめします。
ただし、遅刻や早めに行っても問題はありません。
万が一、特別な理由があって認定日にハローワークへ行けない場合は、早めに連絡を入れましょう。