ハローワークでは在職中でも転職活動が可能です。
無料で職業相談や求人検索、セミナー受講などのサービスを受けられますが、紹介状や離職票が必要な求人への応募はできません。
在職中は、オンライン求人検索や平日夜間・土曜営業のハローワークを利用すると良いです。求職登録をしてハローワークカードを受け取れば、求職者限定の求人も閲覧可能です。
ただし、高年収や大企業の求人は限られているため、転職エージェントの併用も検討しましょう。
ハローワークは在職中でも転職活動できるって本当?
ハローワークを在職中に利用する方法がわからない…
ポイントはある?
本記事では上記の疑問やお悩みなどにお応えします。
在職中に次の転職先を決めておきたいと考えている方の中には、ハローワークを利用できるのかわからずに困っているケースもあるでしょう。
結論、在職中もハローワークを利用し、職業相談やセミナーの受講などができます。
今回は、ハローワークを在職中も利用できる点や転職活動の手順、ポイントを解説します。
最後まで読めば、ハローワークで在職中に転職活動する場合の疑問点を解消できるでしょう。
退職サポーターズでは、退職者の方々に向けた様々なサービスを提供しています。
今なら実際に失業保険がいくら受給できるのか、LINEで無料診断ができます!
- 信頼の実績(過去の相談件数は累計で5000件以上)
- 難しい手続き不要(専門の社会保険労務士、キャリアコンサルタントがサポート)
- 最短1ヶ月で受給可能!
- 最大200万円の受給ケースあり!
失業保険全般の相談も受け付けています
ハローワークでは在職中も転職活動できる
ハローワークでは在職中の転職活動が可能で、以下の点を押さえておくのがポイントです。
- 基本情報
- 在職中に利用できるサービスとは
- 在職中に利用できないサービスとは
ここから具体的に解説します。
基本情報
ハローワークとは、厚生労働省によって運営されている職業紹介所で、さまざまなサービスを無料で利用できるのが特徴です。
ハローワークに登録することで、担当の方から転職活動のアドバイスをもらえたり自分に合う求人を紹介してもらえたりします。
在職中に転職活動する場合、転職先として有力な企業の情報を入手したり、自身がスキルアップしたりするうえで効果的です。
ハローワークの営業時間は原則として、平日の8時30分から17時15分までとなっています。
在職中に転職活動をするときは、オンラインの求人検索サービスを利用したり、平日の夜や土曜に営業しているハローワークを選んだりするのがポイントです。
有効期限があるものの、ハローワークへ求職登録を済ませておけば、自分の都合にあわせて好きなタイミングで利用できます。
後述する通り、ハローワークをうまく利用することで、多くのメリットを得られるでしょう。
在職中に利用できるサービスとは
在職中にハローワークで転職活動する場合、利用できるサービスは以下のとおりです。
- 職業相談:専門知識を有する担当職員に対して、相談窓口で転職活動の悩みや将来に関する不安などを相談し、有効なアドバイスをもらえる
- 求人検索:専用の端末を利用し、給与や就業場所などの条件を詳細に設定したうえで、希望に合う求人を検索できる
- セミナー受講:求人検索の効果的なやり方や履歴書の書き方、面接のコツなど、各ハローワークによって異なるセミナーを開催している。定員制をとる傾向にあり、早めに申し込むのがポイントである
- 職業訓練の相談:職業訓練とは、就職に役立つ知識やスキルを原則無料で習得できる制度である。さまざまコースが用意されており、未経験の分野に転職する場合、有利になる可能性がある
自分に向いている業界がわからない方から転職先の候補が決まっている方まで、幅広い要望や悩みに対応してもらえます。
在職中に利用できないサービスとは
在職中にハローワークで転職活動をする場合、利用できないサービスは紹介状や離職票が必要な求人への応募です。
ハローワークの求人に応募する場合は紹介状が必要であるものの、在職中の方は発行してもらえないケースもあるためです。
離職票とは退職後に会社から送られてくる書類であることから、在職中に入手することはできません。
在職中に転職活動をするうえでは、応募できる求人が限られてくる点をあらかじめ理解しておくとよいでしょう。
ハローワークで在職中に転職活動する手順
ハローワークで在職中に転職活動する場合、以下の流れで進めるのが特徴です。
- 求職登録する
- ハローワークカードを受け取る
- 求人を検索・相談する
ここから具体的に解説します。
求職登録する
ハローワークで在職中に転職活動するときはまず、求職登録しましょう。
求職登録することで、ハローワークの提供するさまざまなサービスを利用できます。
求職登録の方法として、ハローワークを利用する場合と自宅のパソコンを利用する場合の2つの方法に分けられます。
- ハローワークの登録専用パソコンを利用するか、求職申込書に必要事項を記入する
- 職員の方に内容を確認してもらい、職業相談する
- 受理されると登録完了となる
- ハローワークの公式サイトからアカウント登録する
- 14日以内に求職情報を入力する
- ハローワークで職業相談し、登録内容を確認してもらう
- 登録内容が受理されると登録完了となる
求職登録していないときも求人の閲覧は可能であるものの、登録することで求職登録者限定の求人を閲覧できます。
ハローワークカードを受け取る
求職登録を終えたら、ハローワークカードを受け取りましょう。
ハローワークカードとはハローワーク受付票ともいわれており、ハローワークを利用するときに必要です。
ハローワークを利用するときは毎回提示する必要があることから、財布やカードケースなどの中に保管しておくのが望ましいです。
ハローワークカードを携帯するのが面倒に感じる方の場合、求職者マイページのホーム画面から2次元コードを提示することでも代用できます。
ハローワーク
求人を検索・相談する
ハローワークカードを発行してもらったあとは、ハローワークの端末を利用して求人を検索しましょう。
志望する業種や給与、就業場所、就業形態などの条件を入力すると、条件に合う求人が一覧で表示されます。
気になる求人を見つけた場合、求人票を印刷したうえで職業相談を申し込むのがポイントです。
職業相談を申し込むときは発券機を利用し、自分の順番が呼ばれるまで待機となります。
職員の方が休憩に入るお昼の時間帯など、来庁するタイミングによっては待ち時間が発生する点は注意が必要です。
自分の名前が呼ばれたあとは、担当の方に転職活動に関する疑問点や不安なことなどを相談できます。
履歴書や職務経歴書の内容を添削してもらうなど、さまざまな要望に応えてもらえます。
ハローワークを在職中に利用するときのポイント
ハローワークを在職中に利用するときは、以下の点を理解しておくのがポイントです。
- 営業時間を調べておく
- 高年収の求人は限られる
- 大企業の求人は限られる
- 転職エージェントを併用する
ここから具体的に解説します。
営業時間を調べておく
ハローワークを在職中に利用するときは、営業時間をチェックしておくとよいでしょう。
全国どこでも、8時30分から17時15分までがハローワークの基本的な営業時間です。
人口が多い町など立地場所によっては、平日の夜間や土曜に営業しているケースもあります。
在職中にハローワークで転職活動をするときは、仕事終わりや土曜に利用したいと考える方もいるでしょう。
住んでいる地域のハローワークの営業時間を調べておけば、自分の生活スタイルにあわせた最適な転職活動ができます。
高年収の求人は限られる
ハローワークを在職中に利用するときのポイントは、高年収の求人が限られる点を理解しておくことです。
ハローワークの求人掲載に費用はかからないことから、採用費を抑えようと考える企業が多く掲載される傾向にあるためです。
高い収入を得られる仕事は専門性が高く、条件を満たす人材は限られます。
誰でもできる仕事ではない場合は特に、会社は採用費をかけてでも優秀な人材を採用することで、将来的に多くの利益を得られるといえます。
高年収の求人を希望する場合、ハローワークよりも転職エージェントや転職サイトなどを利用する方が賢明です。
大企業の求人は限られる
ハローワークを在職中に利用するときのポイントは、大企業の求人は限られることを理解しておくとよいでしょう。
誰もが知るような大企業の場合、新卒の方や高い専門スキル、キャリアなどを有する方を採用する傾向にあるためです。
大企業で働きたいと考えている方にとって、ハローワークでの転職活動は向いていないといえます。
しかし、地元の企業の求人情報が多く集まることから、地元の優良企業で働きたいと考えている方にとってはハローワークでの転職活動が向いています。
転職エージェントを併用する
ハローワークを在職中に利用するときは、転職エージェントをあわせて利用するのが理想的です。
ハローワークでは求人募集していない企業でも、転職エージェントでは求人を募集しているケースがあるためです。
転職エージェントを利用すると会社には採用費が発生するものの、目的意識を明確に持つ優秀な人材を採用しやすい点がメリットになります。
お金をかけてでも優秀な人材を採用したいと考える企業の場合、ハローワークを利用しない可能性がある点を理解しておくとよいでしょう。
転職エージェントを利用するには登録手続きをする必要があるものの、無料で利用できることから、積極的に利用すると効果的です。
まとめ
ここまで、ハローワークでは在職中も転職活動できることや手順、ポイントを解説してきました。
本記事のまとめは以下のとおりです。
- ハローワークでは在職中も転職活動が可能であるものの、一部の求人には応募できないケースもある
- ハローワークで在職中に転職活動する手順として、まずは求職登録を済ませるのがポイントである
- ハローワークを在職中に利用するときは、あらかじめ営業時間を調べておいたり転職エージェントを併用したりすると効果的である
在職中にハローワークで転職活動をするときは、退職するまでは応募できる求人が限られる点を理解しておくのがポイントです。
求職登録をすることで職業相談やセミナーへの参加などが無料で利用できることから、まずはハローワークへの登録を済ませるとよいでしょう。
ハローワークのみでなく、転職サイトや転職エージェントなども利用することで、転職先の候補が広がります。
本記事を参考に、ハローワークで在職中に転職活動するときの手順やポイントを理解していただければ幸いです。